学名 Fragaria Vesca
和名 エゾへビイチゴ バラ科 常緑多年草
イチゴの原種、世界各地に現生種があります。
市場で売られているほとんどがアレキサンドリアです。
アレキサンドリアは、ランナーが出にくく、株が太りやすく、実つきが良いのが特徴です。株分けや種蒔きで殖やします。
赤実のほかに白実もあります。
利用法 果実は、ジャムやケーキなどに利用され、葉や根の部分を乾燥させてからお茶として使います。葉は、しおれていく過程で毒性を生じるため注意が必要です。一部の人にアレルギーを起こす場合もあるので、生の葉を乾燥させる場合は充分に乾燥させてから使用しましょう。タンニン、ビタミンCを含み、ポプリとして香りを楽しむこともできます。 イギリスでは、消化を助け、痛風にも効果のあるハーブとされています。
開花時期 5月〜6月頃
実の時期 5月下旬から秋くらいまで
場所 日光を好みます。風通し良い場所で育てましょう。
室内栽培も可能ですが、ベランダや庭など外で育てた方が実が付きやすくなります。
土と水 湿った水はけの良い土を好みます。 水は乾燥させないように、特に夏は気をつけましょう。
水やり 土の表面が乾いたら根元にたっぷり与えます。葉や実にかけると傷みの原因になります。
目安としては、鉢の下から水がポタポタ落ちる程度がよいでしょう。 生命力が強いので、
少しくらいしおれていても水をあげると元気になります。
季節別水やり方法
春と秋 1日1回
夏 早朝と夕方2回
冬 1週間に1回程度 土が乾燥しない程度
冬に葉が枯れてしまっても、春になると新芽が出て、元気になってきます。 越冬も可能です。
種から栽培する場合 春 (4月〜6月) 秋 (9月〜10月 )
気温が18℃前後になった頃に種をまきます。 種をまいた後の水やりは種が流れてしまわないように、霧吹きを使います。
初めて栽培する人は、苗栽培の方が簡単でおすすめです。
苗から育てる場合
真夏や真冬を除いて、ほとんど1年中、苗が売られていますが、3月下旬から4月くらいが元気な苗を手に入れやすい時期です。
一般的な植えつけ時期 春(4月〜5月)、秋(9月〜10月 )
苗の植え付けに必要なものは、
@ ワイルドストロベリーの苗
A 鉢底ネット(害虫が鉢内に入らないようにするため)
B鉢底石 ポットよりもワンサイズ大きな植木鉢
C シャベル
D用土(ハーブ専用でもいい)
土に肥料が入ってない場合は元肥を入れるか置肥をします。
便利な栽培セットが販売されています。
ワイルドストロベリーの苗 テラコッタ栽培セット
ワイルドストロベリー栽培セット
春から秋にかけて、生育期に植物は肥料を必要とします。
たくさんあげればいいというものではないそうです。 私の場合は、イチゴの実ができやすくなる液体肥料をあげて 枯らしてしまった経験があります。 液状の肥料は根が痛みやすくなるそうです。
粒状肥料がゆっくりと長く効くので、リン酸を多く含む肥料を与えると良いそうです。
有機肥料と化成肥料
有機肥料には、リン酸が多めで花や実の生育を良くする 骨粉(動物系と植物系がありどちらも使えます。)があります。 においに敏感な人は化成肥料の方が(ニオイが控えめなので)扱いやすいでしょう。
いちご栽培用有機肥料ランナーで増やす場合 親株からランナーが出てきたら、ランナーの先にできた苗を切断し、土に植え付けします。 外の場合は30p離して移植します。
ワイルドストロベリーと害虫 葉の裏には、アブラムシがつくこともあります。アブラムシがついてしまったら、霧吹きなどで水をかけてあげましょう。 乾燥しすぎると葉ダニがつくこともあります。